遠野物語の舞台、SL銀河、早池峰山等々、観光名所は多々ありますが、
私の場合はまず初めにこちらを挙げなければならないでしょう。
そう、我らが宮守女子高校*1の元ネタ、旧宮守村です!
というわけで、去る5/22~5/24にかけて、宮守・遠野に行ってきました。
今回の友連れは、前回に引き続き、ミゾヲチ君(@contender41)です。
宮守はもちろん、遠野も含めて以前から行きたいとは思っていたのですが、
なかなかその機会がなく......
旅は1人〜3人わぞ
— ミゾヲチ (@contender41) 2018年5月16日
遠野に行くぞ!
— 風兎 (@VentArgente) 2018年5月16日
賛成しかない
— ミゾヲチ (@contender41) 2018年5月16日
いつぅ〜?
ノリが軽い
おそらくこれから加速度的に忙しくなってしまうと思われるので、
このタイミングでむりやり予定を詰め込んで行ってしまおう、という流れに。
では、行ってみましょう。
例によって画像が多いので、閲覧環境にご注意ください。
- 平地人、物深き山野に分け入る
- 第86局「新任」
- 第93局「歓迎」
- 第94局「仲間」
- 早朝の釜石街道を往く
- 10巻エンドクレジット
- 9巻裏表紙
- 宮守女子高校
- 9巻表紙
- 第82局「選択」
- 第77局「委縮」
- 宮守駅へ
- 第92局「奇怪」
平地人、物深き山野に分け入る
まずはミゾヲチ君にネオイバラキまでご足労願い、
常磐線の某駅で彼と合流します。
ミゾヲチ君( @contender41 )と合流しました。 pic.twitter.com/ecVZptnYgQ
— 風兎 (@VentArgente) 2018年5月22日
時刻は22時、常磐道に乗り、みちのくを目指します。
ルート的には、
常磐道→(いわきJCT)→磐越道→(郡山JCT)→東北自動車道→(花巻JCT)→釜石自動車道
と言った感じ。
釜石自動車道、東和ICで降りる予定でしたが、ガソリンが心許なくなったので、
少し手前の花巻空港ICで降りて、近場のガソリンスタンドに駆け込みます。
このあたり https://goo.gl/maps/R1b1xvMdZs72
約500kmの道のりを走破。
— 風兎 (@VentArgente) 2018年5月22日
ガソリンが心許なくなってきたので、予定より少し早い花巻空港ICで高速を降りて最寄りのスタンドへ。
空気が澄んでいる…… pic.twitter.com/k2zp5994Aa
ガソリンを補給し、県道224号線方面へ抜け、釜石街道を目指します。
街道に入り、通常は東側、遠野方面に抜ける所ですが......
ここで西側に進路を取り、釜石線小山田駅を目指します。
このあたりで夜が明けてきました。
先程の花巻空港でも思いましたが、本当に空気が澄んでいます。
どこかで寝てから観光するつもりでしたが、このまま宮守の聖地巡礼をしてしまうことにしました。
まずはこちら、小山田駅の南側に三郎堤と呼ばれるため池があります。
その畔に三ヶ所、聖地巡礼ポイントがあります。
第86局「新任」
あ、やばい、小瀬川白望を感じる......
最初からテンションがクライマックスです。
京都秘封ランドスケープの時もそうでしたが、
『その場所に、その風景に、キャラクターの実在性を感じる』
これが聖地巡礼の醍醐味だと思います。
しかし、ここは遠野からはもちろん、宮守からも相当離れているのですが、
彼女たちは何故ここを訪れたのでしょうか?
これはかなり想像の余地がありますね...
第93局「歓迎」
「新任」の階段を降りて右手、農道へ渡る橋が次のポイントです。
エイスリンさんかわいい...
第94局「仲間」
続いて、三郎堤の畔を半周。
前述のポイントのちょうど反対側あたりに、この場所はあります。
ああ、あの5人がそこにいる。
早朝の釜石街道を往く
夜通し高速をぶっ飛ばした直後に、あまりに大量のエモみを摂取した私は、
完全に限界オタクと化してしまいました。
ミゾヲチ君も引いていたと思う
幸せに包まれたまま、宮守市街を目指します。
途中、こんな鳥居を見かけました。
画像にあるように、この奥に棚田があり、その隅に鳥居だけがある...
というロケーションに、たまらず二人で車を飛び降りました。
近づいてみると、額に書かれていた神社の名前は「八雲神社」
できすぎかよ... (ミゾヲチ君も私も東方クラスタ)
さて、釜石街道に戻り、宮守へ向かいます。
朝日が山間の集落をまばゆく照らします。
10巻エンドクレジット
街道上に、こんな感じの橋脚があります。
流石に1.7mは通れないので、近くの待避所に車を停めます。
車を降りると、あたりが蓬の香りに包まれているのに気が付きました。
(ここ伏線)
とりあえず、橋脚を潜ります。
10巻のエンドクレジットです。
ここは旧宮守村の領域で、宮守駅からも近いので、
彼女たちも来やすかったと思います。
え?これから、彼女たちの生活圏に足を踏み入れるの?!
9巻裏表紙
お、お、お、落ち着こう。
ここにはもう1カット聖地巡礼ポイントが存在しています。
水路を潜って逆側を覗くと...
9巻の裏表紙です。
花が少ないあたり、撮影はもうちょっと夏よりの時期だったのでしょうか。
宮守女子高校
続いて宮守市街... に行く前にちょっと寄り道。
銀河の森総合運動公園を通り過ぎ、側道を少し行くと......
ついに、ついに来ちゃった......
はい、宮守女子高校の校舎の元ネタ、情ビこと、岩手県立遠野高等学校情報ビジネス校の跡地です。
県立遠野高校の宮守分校を前身とする学校で、2010年に閉校となり、本校に統合なったそう。
当然ながら管理物件なので、写真は外からのみ。
しかしそうか、ここが彼女たちが青春を過ごした学校...... (妄想です)
シロが、エイスリンが、胡桃が、塞が、豊音が......(妄想です)
小瀬川白望の残り香を胸一杯に吸い込んでいる。
— 風兎 (@VentArgente) 2018年5月22日
最高...... (不審者)
学校前の道端にあった、宮守村の境界杭。
宮守村も、2005年の合併により遠野市に併合されたとのことです。
村名も、学校も、表舞台からは退いて、
こういった道端の標識に残るのみとなっていくのか......
9巻表紙
さて、もう一度市街まで戻りまして、道の駅みやもりに駐車。
宮守川を跨ぐ、めがね橋こと宮守川橋梁が次の聖地巡礼ポイントです。
9巻の表紙ですね。
この道の駅みやもりにはホームセンターが併設されているので、
彼女たちも日常的に利用していたことでしょう。
宮守女子5人がホームセンターでお買い物するだけのSS、書きたい、書きたくない?
第82局「選択」
寄りの絵が、82局の扉絵になっています。
第77局「委縮」
興奮しながら写真を撮っていると、ちょうど電車が来ました。
アニメ咲-Saki-全国編第1話のカットを偶然にも撮影することができました。
そのままめがね橋の直下まで寄ると、次の聖地巡礼ポイントです。
いいですか、そこの、手すりに、シロが、寄りかかっているのです。
奥の橋梁跡?はちょっと登れそうにない構造でした。
豊音、空を飛べるのでは?
ちなみに、そのまま川を覗いてみるとこんな感じ。
宮守駅へ
続いて、道の駅みやもりから釜石街道を挟んだ対面に渡ります。
そちらは宮守駅へ向かう坂があるのですが......
咲-Saki-全国編1話、宮守女子のメンバーが宮守駅に豊音とトシさんを迎えに行くシーンで使われた背景です。
拡大するとこんな感じ。
続いて駅前......
から、振り返ったバックショットがこちら。
同じくアニメ1話、画面奥から宮守女子のメンバーが走ってくるシーンで使われたカットです。
さて、こちらの宮守駅。
2015年に駅舎への建て替えが行われ、アニメで使われた背景は無くなってしまっています。
情ビがあったころは、そこに通う生徒たちで賑わう駅だったことでしょう。
ちょうど時間的に登校の時刻で、宮守駅から各々の学校へ向かう子供たちとすれ違いました。
ちなみに、釜石線各駅にはエスペラントによる愛称がついており、
ここ宮守駅の愛称は「Galaksia Kajo」(ガラクシーア・カーヨ:銀河のプラットホーム)だそうです。
銀河鉄道の夜からの着想ですね。
もうこのネタに宮守女子を絡めて妄想するだけでご飯が食えますね。
このあたりでちょっと限界になってきたので、先程の銀河の森総合運動公園に戻り、公園の駐車場で仮眠を取ることに。
朝は撮り忘れたのですが、釜石街道から折れて運動公園に向かう道です。
情ビと駅の間の最短経路はおそらくここだと思うのですが、降雪期の通行は大変そうな坂です。
アニメ1話の冒頭で、駅に向かう宮守女子のメンバーもここを通ったことでしょう......
あ、今、私、シロたちの通学路に立ってる。
第92局「奇怪」
おはようございます。
2時間少々仮眠を取りました。
さて、最後の聖地巡礼ポイントは、宮守女子高校...ではなく、情ビ校舎から少し先にあります。
道路脇の、おそらく耕作放棄されたわさび田からのランドスケープです。
手すりやコンクリートといったランドマークはありませんでしたが、鉄塔の形からこの場所で合っていると思います。
さて、以上で咲-Saki-本編8-11巻に登場する、宮守女子関連のカットはコンプリートです。
宮守女子クラスタ所属を自称する以上、一生に一度は行っておきたい場所でした。
繰り返しになりますが、確かに宮守女子の存在をそこに感じることができました......
宮守駅のように、もしかすると情ビ校舎もそのうち取り壊されるのかもしれません。
まだそこに有るうちに、夢を見ることができるうちに、宮守に行けて本当に良かったです。
長くなったので一旦ここで切ります。
次の記事では遠野を巡るよ!