朧月庵

なんか書いたりします

2017年夏京都の旅

6月29日~7月2日にかけて、いつものごとく京都に出かけていました。

今回の旅の目的は高専カンファレンスin舞鶴2
2011年以来6年ぶりの、舞鶴高専での高専カンファレンス*1です。

そして、京都といえば忘れてはならないものがありますね?
そう、京都秘封ランドスケープ*2です。

残すランドスケープのうち、完全に未訪問*3なのは2箇所。
天橋立ランドスケープと、久美浜ランドスケープです。
この2箇所は京都府北部にあり、京都市街に住む友人の下宿を頼りにする学生の身分ではなかなか行くことができませんでした。

しかし今回は違います。
高専カンファレンス参加のため、舞鶴に宿を取ることとなったのです。
こりゃ、ランドスケープ行くっきゃ無いじゃん?

思い立ったが吉日、自主休講等を駆使して旅程を突貫作業で組んだ私は、京都行きの夜行バスに飛び乗っていたのでありました。

というわけで、いつものごとく京都の旅が始まります。

※カメラのレンズが落下の衝撃で破損していたようで、写真が全体的にボケ気味です。

1日目 京都秘封ランドスケープ巡り

日付は6/29早朝、京都に帰ってきました。
ちなみに高専カンファレンスin舞鶴2の開催は7/1。
日程の二日前から京都入りをする気合の入った参加者となってしまいました(笑

というのも今回の目的地である、舞鶴天橋立久美浜の位置関係が次のようになっているのです。

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※色を塗ってあるのは、今回の旅行で乗車した区間のみです。

まず、京都駅から綾部駅(山陰本線舞鶴線の交点)までが約2時間かかります。
そして、綾部から舞鶴高専のある東舞鶴(緑線の区間)までが約1時間。
つまり、京都市街から舞鶴高専までおおよそ3時間かかるわけです。

さらに、東舞鶴天橋立間は1時間、天橋立久美浜間は1時間強ほどの時間がかかるとのこと。
移動だけで、累計10時間ほどかかる計算です。
これ、カンファの後に観光するのは無理ですね。
ということで、本日は舞鶴方面には寄らず、久美浜天橋立を回ります。

あれ、結局別日程ってことは、わざわざカンファに合わせる必要は無かったんじゃ。

京都北部を目指します

ともあれ、まずは市街を出ます。
京都駅33番線ホーム始発の電車に乗車。
当たり前ですが、平日なので通勤・通学の方ばかり。

そのまま電車に揺られること約1時間。

園部駅に到着しました。
そして、これより先の区間に行く場合、ICカードが利用できないとのアナウンス。
泡を食って電車を飛び降り、改札を出て切符を買いました。
文明の利器に完全に毒されていますな......

そこから更にもう1時間、綾部駅に到着しました。
明後日はここで舞鶴線に乗り換えますが、今回は福知山を目指します。

着きました。
このまま京都丹後鉄道宮福線に乗り換えて天橋立を目指しても良いのですが、ジョルダン君曰く、一度兵庫まで出て、京都丹後鉄道宮豊線に乗り入れるルートを使った方が、時間的にも運賃的にも安上がりとのこと。やっぱJRはパネェっすわ。

自分を秘封倶楽部だと思いこんでいる不審者の様子です。

電車はゆっくりと、京都西部のローカルな地所を通り過ぎていきます。
休日の過ごし方としても最高レベルなのに、なんと今日は平日。
QoLがどんどんと上がっていきます。

のほほんとしていると、いつの間にか兵庫に着いていました。
ここで宮豊線に乗り換えなのですが、待ち合わせ時間が30分程あります。
というような事をTwitterで呟いた所、オススメの喫茶店を教えてもらいました。
30分となると喫茶店で過ごすには短い時間ですが、せっかくなので行ってみます。

...いっぱいかなしい

閑話休題
そろそろ時間なので、宮豊線ホームに行きます。
久々の有人改札にテンションを上げていると、電車がやってきました。

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想像の100倍ぐらいエモい車両が来たぞ......
最近車両デザインを変更したようで、内装もレトロな雰囲気ながら綺麗で乗り心地良かったです。

久美浜ランドスケープ

宮豊線に揺られること15分ほど、久美浜駅に到着しました。

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ホームから見た丹後鉄道。

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久美浜の駅舎。
大変ご立派。

さて、久美浜湾は湾とありますが、実際は砂州によって日本海とは隔てられた汽水湖だそうです。
砂州の部分は小天橋と呼ばれ、逗留地となっています。

そんな所にある京都最果てのランドスケープ久美浜の所在地はこんな感じ。

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せっかくなので、帰り道は小天橋駅を目指すルートを取り、久美浜湾を1周することにしました。

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駅から湾側に続く住宅街を歩きます。

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この道の突き当りからは......

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このように、湾が一望できます。

街全体の雰囲気もなんだか穏やかで、賑やかな観光地というよりは、ゆっくり海を見て癒されに来るような場所、という印象でした。

ゆったりとした気持ちになりながら、ランドスケープを目指して歩きます。

そして、気がついたのです。

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ランドスケープ、あの山の向こうじゃん。

ここに来てまた山歩きですか!
GoogleMapでは道のり6kmと出ていますけど、山道で6kmは厳しいんですけど!

それもそのはず、この久美浜湾周辺は山陰海岸国立公園として指定されている、豊かな自然が特徴の地域なのです。どれぐらい豊かかといえば、

道の直ぐ側に鹿が出ます。ポケモンかよ。

完全に山。

もうしょうが無いので覚悟を決めて歩きます。
雨も降ってきましたが、山肌から伸びる樹の葉の下を伝えば、案外濡れないものです。
しばしば、直ぐ側の藪の中からガサガサと音が聞こえますが、おそらく鹿でしょう。
鹿だよね?

ひいひい言いながら歩くこと約1時間半。

案内板を頼りに、海岸の方へ降りる側道に入ります。
すると......

これ、晴れてたらすごい景色なんだろうな......
しかし、秘封倶楽部の二人はこんな所までどうやって来たんだろう。
コミュニティバスもあることはあるけど、一日数本も無いし、レンタカーでしょうか。
歩きはしんどいので流石に...... 無いとは言えないな?*4

さて、階段を降り、秘密のプライベートビーチのような入江に足を踏み入れます。
入江の奥にもう一段崖があり、その上に最果てのランドスケープが建っています。

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久美浜ランドスケープです。
京丹後の海を見下ろすタブノキの樹上に作られたツリーハウスです。
付近*5の民宿、風蘭の館様に利用申込書を提出すれば、誰でも自由に利用ができるようです。
もう歩きたくないので外観を撮影して引き上げます。

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入江側から見上げるとこんな感じ。
ロケーションとしては素晴らしいの一言ですね。
やはり晴れている時に来たい。


天橋立ランドスケープ

ひとしきり撮影して満足したので帰りましょう。
湾北部、小天橋に差し掛かる手前になったあたりで電波も途切れたので、只管無心で歩きます。

民宿が立ち並ぶ中にあった神社の境内で休憩。
近くに自販機もあったので、思う存分喉を潤します。

その後も、内湾の景色を楽しみながら足を動かし続けることしばし。
ここで光明が指しました。
小天橋駅まで後2kmといったあたりでしょうか、後ろからクラクションを鳴らされたのです。

京都、面白すぎかよ。

まさかこんなへんぴな所で同郷の人と出会い、ピックアップしてもらえるとは。
人の縁とは分からないものです。

おばさまには、改めて厚く御礼申し上げます。

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というわけで、おばさまに小天橋駅まで送っていただきました。
しばらく待ってきた電車に乗ると、なんだか車内がいっそう豪華。
どうやら、特急に乗ってしまったようです。どうりで自動ドアなんてついてるわけだ。

改札に来た車掌さんに恐る恐る申し出ると、特急料金がかかるのは特定の区間だけらしく、その区間に入る前に降りれば良いとのこと。
謎ルールだ......
まあ、乗っていいということなので、二駅だけですが特急の旅を楽しみました。

網野駅で普通車に乗り換え、後は天橋立までノンストップです。

これ、小天橋で乗る時になんで気が付かなかったんだろう。

ともかく、天橋立駅に到着。
この時、時刻は16時半過ぎ。
ランドスケープポイントである展望台は17時に閉まってしまうので、急いで向かいます。

なんとか間に合いました。

まずはリフトで頂上まで。
乗り場を降りるとそこには......

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いや、壮観ですね。
所謂、飛龍観と呼ばれる天橋立の風景です。
これを見るのは、日本人の人生クリアチェッカーの一つに含まれるんじゃないかな、たぶん。

かわらけ投げを楽しめるスペースもあったり。

周囲を探索し終えていないですが、このへんでモノレールの最終便がやってきました。
人が乗り込んでしまう前に、最後のランドスケープをカメラに収めましょう。

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天橋立ランドスケープです。

※ホントは苔寺ランドスケープが残ってるけどネ。

秘封最高。


京都市街へ帰ります

心の底から満足したので、晴れやかな気分で京都市街へ帰ります。
電車を調べると、やはりJRを利用したほうが時間的にも運賃的にも良いとのこと。
天橋立から西舞鶴まで京都丹後鉄道宮舞線で移動し、舞鶴線で綾部まで帰りましょう。

西舞鶴に辿り着いた所で乗り換えに失敗し、次の電車はなんと2時間待ち......
そこで電光掲示板を見ると、京都行き の文字が。
綾部で乗り換えでなく、直通があるのか?と聞いてみると、どうやら特急は自分でスイッチバックして京都まで行くとのことでした。
ふーん、そうか、特急。そうか、特急かー。

二条までの特急券が970円。
普通に払いますわ......

ゆったりした座席でFGOをしながら帰京。
二条から地下鉄東西線三条京阪駅乗り換えで京阪出町柳まで帰ってきました。
特急券ぱわーのおかげでかなり早めについたので、今夜のお宿を提供してくれる友人、まれいん氏をご飯に誘った所、なんと兄弟で三条に映画を見に行っていたとのこと。
そっちで落ち合って食べるのがスマートでしたな......

とはいえ出町柳、というか京大界隈は彼らの庭、食事処などいくらでもアテがあるようです。
というわけで、まれいん兄弟と今出川沿いのカレー屋さん、MAHA CURRYで夕食。
バターチキンカレーが最高に美味しかった......
その後、銭湯まで付き合って頂き、各々の下宿へ解散。
疲労の極みにあった私は、あっという間に寝落ちてしまいました。

2日目 ノープランで京都を徘徊

おはようございます。京都2日目の朝です。

昨日でランドスケープが終わってしまったので、特に何もかんがえていません。
とりあえず、朝兼昼ごはんにしましょう。

元田中の住宅街にあるキッチンごりらです。
ミシュラン京都・大阪2017ガイドにビブグルマン*6として紹介された名店。
本当に美味しいのでおすすめです。京大界隈にお出かけの際は、是非足を運んでみてください。

さて、まれいん氏はそのまま大学へ。
私は氏の自転車を借りて、京都をうろつくことにしました。

これまで数度京都に来ていますが、目標もなくうろつくのは初めてです。
そういえば、北大路より北に自転車で出かけたことがありませんでした。
特に宛もなく面白いものを探す、秘封倶楽部の活動をしている気分になります。

そうと決まれば北を目指すのみ。
出町柳まで出て、川端通りを高野川に沿って進みます。
北大路とぶつかった所で川を渡り、適当な所で北に折れてしばらく進むと、京都工繊大が右手に見えてきました。
そのまま細い路地を突き進み、北山通りを越えると、路地の奥に鳥居を発見。

新宮神社です。
境内でなにやら熱く議論を交わしている学生さんたちがいらっしゃったので、ささっとお参り。
京都北部が、学生の街であることを再認識しました。

その後は宝ヶ池公園の北側を迂回。
丘沿いの住宅街を進むと、こんな所に出ました。

深泥池です。
最終氷期頃からの生き残りと言われるような珍しい動植物が数多く、深泥池生物群集として国の天然記念物にも指定されています。
池の中央部には浮島があり、それがこの貴重な環境を形成する一助となっているとか。

と同時に、オカルトスポットとしても名前が知られています。
この池の側でタクシーに乗った女性が道中で消えた...... という怪談は有名ですね。
秘封倶楽部の二人も、間違いなく訪れた場所でしょう。

さて、深泥池の側を過ぎ、道沿いに西側へ足を伸ばします。
しばらく行くと、大きめの神社が目に留まりました。

大田神社です。
上賀茂神社の境外摂社でもあるとか。
境内にカキツバタの群生地があり、シーズン中には賑わうそうです。

こんなスポットも。
龗神をお祀りしているのかな?と思いましたが、天鈿女命と猿田彦命でした。

大田神社から少し西に進むと、上賀茂神社があります。
ランドスケープで下賀茂神社に行ったことはありますが、こちらには来たことがありません。
お参りしたかったのですが、駐輪場が見つからず断念しました。
そのまま鴨川を渡り、大宮の町をうろうろ。

今宮大徳寺に差し掛かったあたりでまれいんから連絡が来たので、出町柳に帰ります。
大学の友人、りょー君やひいらぎ君と合流して、今出川沿いの定食屋、チャーリーの夢飛行でご飯。

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牛すじ肉のシチュー定食です。
前菜のサラダを食べた時点で、"ここは美味い"と直感しました。
その期待を裏切らない、濃厚なシチューの風味はもう最高......
ボリュームも、場所柄学生向けのたっぷりしたもので大変満足でした。

その後は、りょー君の下宿に移動して、朝まで麻雀。

3日目 高専カンファレンスin舞鶴2

おはようございます。
朝方の京都市街をまれいんと帰ります。
ああ、京都に住みてえ......
まれいんの下宿に置きっぱなしだった荷物をまとめて、舞鶴を目指しましょう。

1日目に予習した通りに、京阪で出町柳から三条京阪、そこから東西線で二条へ。
二条からは山陰本線綾部駅、綾部から舞鶴線に乗り換えて東舞鶴へ。
舞鶴で、舞鶴OBのみすたー*7に、一緒にホテルを取ったひやかし君*8共々ピックアップしてもらい、舞鶴高専を目指します。

道中で買った魔剤を並べる高専生たち。

というわけで、舞鶴カンファレンスの様子はこちらをご参照ください。

togetter.com

全体的に、表現にこだわったレベルの高い発表が多かった印象です。
基調講演をしていただいた舞鶴高専の牧野先生をはじめ、JSTS*9への参加報告を英語でしてみたり
プレゼン資料にAviutlで作成した動画を使ってみたり、ライブDJをしてみたり......
各発表者の創意工夫が凝らされた内容は、とても見ごたえがありました。
運営側も本科2年生の若い学生が多く(なんと企画段階では1年生!)、高専カンファレンスミームが次の世代へと受け継がれているのを感じました。

懇親会、二次会も色々な人と話せて楽しかったです。

解散後は偶然同じホテルだったてんちょ*10にひやかし君共々拾ってもらい、宿へ。
3日ぶりのベッドに、あっという間に夢の中へと落ちていきました。

4日目 舞鶴歴史探訪遠足

さて、今回の旅最終日です。
本日は、高専カンファレンスin舞鶴2の遠足企画に参加します。

ご存知の通り、ここ舞鶴日清戦争後の明治期に舞鶴鎮守府を擁する軍港として整備されました。
この舞鶴の歴史スポットを、本会の基調講演を担当してくださった牧野先生の解説付きで周ってしまおうというめちゃくちゃ贅沢な企画。

集合場所の東舞鶴駅前に着くと、A3両面印刷2枚組の豪華な資料が配られました。
え、これマジですごい企画なのでは?
さて、時間になりましたので、駅前から大門三条通を進みます。

舞鶴市街の秘密

突然、先生が停止を指示。
商店街の奥手を指して、「何か気が付きませんか?」

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なんでもない商店街に見えますが、先生の解説が入ります。
「ここは片側二車線ですが、画面の奥手で急に一車線になっています。これは、戦時中の建物疎開の跡なんです。70年経った今でも街の形として残っているんですよ」

す、すっげえ......
こんなん知らなかったら絶対分からんよ!
確かに言われてみれば不思議な区画じゃん、途中で不思議な車線制限がされるなんて。
でもちゃんと理由がある、この光景の裏には確かなLogosがある......
いやまあ、建物疎開って、家をぶっ壊されるってことなんで、こう感動するようなことじゃないって言われればそうなんですが......

北吸隧道と廃線跡、丁号官舎

閑話休題。さて、この十字路を西に折れて、市街を抜けます。
朝日通を抜けると、きれいに舗装された道に出ました。

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北吸隧道です。
タイルのデザインなんかも思いっきり狙っていますが、
切通のような雰囲気や道の湾曲具合など、かなり分かりやすい廃線跡です。
GoogleMapで確認したところ、東舞鶴駅の手前から分線する様子がはっきり分かりました。
鎮守府との連絡線だったとのこと。

隧道を抜け、少し行ったところのコンビニで休憩。
その前に、と先生が駐車場の対面を指さします。

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鎮守府の官舎だそうです。
これ以外にもいくつか現存しており、これは甲乙丙丁で言う、丁号官舎なのだとか。

旧北吸浄水場施設跡

休憩が終わり、そのまま丹後街道を道なりに進みます。
赤れんがパークをいったん通り過ぎ、旧北吸浄水場配水場池を目指します。

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ド直球で来たなオイ。
とは言いつつこの島風舞鶴海軍工廠で建造されているので、立派に地元の生まれなのです。
ほう...... と声を漏らすオタク達。

丘を登ると、レンガ造りの建物が見えてきます。

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外観はこんな感じ。

なんとこの遠足のために、市役所の方に鍵を開けていただいて、特別に内部を見学させていただくことができました!
普段は赤れんがフェスタなどのイベント時にしか公開されないそうなので、なかなか見られる機会がない場所です。

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内部はこのように、レンガ造りの壁が互い違いに配置されており、
水が澱まないような設計の水路になっているそうです。

テンションMAXのまま随所を観察し、写真に収める参加者たち。
高専生、こういうの好きだよね......

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ちなみにここ、高台にあるので舞鶴湾の内側が一望できます。
本日、ひゅうが等は不在のようですが、運がいいとここから見れたりするんですかね。

舞鶴赤れんがパーク

というわけで、赤れんがパークまで帰ってきました。

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倉庫街に走る軌道を見て、さっそく幅を計測する鉄道クラスタたち。

梁とかそのままなんですかね。
ドッグ内のクレーンのレールがクルップ社製で、銘が打たれていると聞いて探したんですが見つかりませんでした。

遠足はここで解散。
牧野先生、2日に渡りカンファレンスへのご参加ありがとうございました!
遠足も非常に貴重な体験をさせていただきました、楽しかったです!

さて、そのまま、赤れんがパークを見て回ります。
まずは、舞鶴市政記念館に。

市内の通りの名称表を見つけました。
ほうほう、三笠、高雄、大和、武蔵、比叡、天龍...... 聞いたことありますねえ。
曙、千歳、出雲...... 出雲?! そうか、WW1前に作られた港だから、その時代の船なんだ!
ってことは......

やっぱりありました! 茨城の地所を艦名に持っている船には他に那珂が有名ですが、筑波も艦名になっていたりするのです。

官舎については、見取り図がありました。
丁号でもなかなかに立派です。おそらく複数人で寄宿したんでしょうか。

進水式は今も昔も変わらず、立派なものです。
絵葉書も展示されていましたが......
お船ゲームの影響力の大きさを感じました。

長崎生まれの青葉が何故こんなところにあるかと言えば、艦名の由来となった青葉山舞鶴のすぐ東にあるため。
というか、舞鶴高専青葉山の麓にあります。

お昼は海軍カレー
肉じゃがも有名ですが、あえてこちらをチョイス。

この後は別で周っていたてんちょやひやかし君たちと合流し、しばし赤れんがパークを見学。
てんちょにピックアップしていただき、特急組は東舞鶴駅へ。
鈍行の私は綾部駅まで送っていただくことに。

今回も楽しかったです。また、カンファレンスでお会いしましょう。

さらば京都

一応、舞鶴に行った記念のお菓子は買っていたのですが、各所に配布するお土産を何も考えていなかったので、河原町三条でいそいで調達。
出町柳でぴあのんちゃん、まれいん、りょーくんと合流し、4人連れだって夕食へ。

百万遍側の丼もの屋さん......?
の割には、随分エスニックな雰囲気の内装なお店でした。
味は最高。

その後は、バスが来るまでKUの談話室でおしゃべり。

ぴあのんちゃんのお土産でナイスロックしたりしていました。
ロックスター、日本でもまた売ってくれ......

バスの時間が迫ってきたので、涙ながらに百万遍とお別れ。

京都駅についてしまいました。
というわけで、今回の旅もおしまいです。

バスの予約が遅くなったので、久しぶりに3列のバスでしたが......
4列と比べて快適すぎましたね...... もう4列乗れないわ。


今回は、何より京都秘封ランドスケープ巡りの完遂が一番のトピックですね。
足掛け4年ぐらいかかっているので、非常に達成感が大きいです。
また、高専カンファレンスin舞鶴2も最高に楽しみました。
発表も遠足もとてもレベルの高い、濃い内容で満足です。

今年度を機に京都の定宿と化しているまれいん氏が京都を離れてしまうので、年度内にもう一度ぐらい行っておきたいところです。
それでは今回は、このへんで。

*1:高専カンファレンスの名称を用いて行われる、高専生や高専関係者による勉強会をはじめとした各種活動のこと。全国各地で有志が実行委員会を立ち上げ、高専カンファレンスの名称の下、様々な企画を行っている。

*2:心太氏が2009年から2014年にかけてイラスト投稿サービスpixiv上で公開していた、全55枚のイラスト作品群。秘封倶楽部の二人、宇佐見蓮子マエリベリー・ハーンが実在する京都の風景の中でサークル活動をしている様子を描いたものである。写実的なものから幻想的なデフォルメがされているものまで氏の表現は多岐に渡り、秘封倶楽部関連2次創作の代表作として広く知られている。同作品群のモチーフとなった京都の風景を探訪する、京都秘封ランドスケープ巡りが今も盛んに行われている。

*3:拝観に事前予約が必要だった苔寺ランドスケープはまだ未撮影。でも門前までは行ったので、ここでは訪問完了扱いにします。

*4:京都秘封ランドスケープの蓮メリは、愛宕山にも平気で登るほどの健脚。

*5:と言ってもここから約1kmほど歩くようですが

*6:ミシュランガイドの指標の一つ。5000円以下で食事ができるおすすめレストランを指す。

*7:https://twitter.com/FineSight_Mr , 初日に蜩珈琲を紹介してくれた愛すべき友人

*8:https://twitter.com/nnsnodnb , 宇部高専経営情報学科OB。独学した技術力を片手にフリーランスプログラマーとして大活躍中。

*9:http://www.ibaraki-ct.ac.jp/?page_id=6075

*10:https://twitter.com/bynn_chapu , 高専カンファレンスinComikeの主催。